アレックス・アルボンは、9位でウィリアムズに貴重なポイントをもたらし、「亀がレースに勝った」という「激しい」イタリアグランプリを振り返った。トップ10に入ったアルボンは、レース全体を通してそのポジションを維持し、ピエール・ガスリーと接触したとして10秒のタイムペナルティを受けたケビン・マグヌッセンについていく走りを続けた。
安定した走りにより、アルボンは9位に昇格し、デンマーク人ドライバーのペナルティが加算された後、貴重な2ポイントを獲得した。アルボンはレース終盤、フェルナンド・アロンソに激しく追い上げられたが、ウィリアムズのドライバーは36周目のハードタイヤでなんとか首位をキープした。ウィリアムズは、優勝者のシャルル・ルクレールと同じようにモンツァで1ストップ戦略を選択した。アルボンはイギリスGP以来初のポイントを獲得した。「激しいレースだった」とアルボンはセッション後に語った。「周りの車に関してはそれほど激しくはなかった。僕は何もないところにいたけど、ケビン(マグヌッセン)は10秒のペナルティで引き離し、フェルナンド(アロンソ)は新しいタイヤセットで僕に追いついてきたので、実際、苦戦していた」「亀がレースに勝ったようなレースでした。ゆっくりと、ゆっくりと、とにかく安定して走り続け、左フロントがダメにならないようにしなくてはいけないと分かっていた。フェルナンドが近づいてくると『ジョーズ』の音楽が少し流れ、僕たちはただ耐えました。」アルボンがモナコ、シルバーストーン、モンツァで好成績を収めたおかげで、ウィリアムズは6ポイントを獲得し、8位のアルピーヌとは7ポイント差となっている。レース週末ごとにトップ10の最後尾をめぐる争いが激しさを増す中、グローブのチームはあらゆるチャンスをものにしようと決意している。アルボンは「僕たちはこうした瞬間を逃すわけにはいかない。こうした瞬間はめったにない。もちろん、僕たちはザントフォールトでポイントを獲得すべきだったのに、それを逃してしまった。そして、ザントフォールトではチャンピオンシップのライバルであるアルピーヌにポイントを奪われてしまった。」「僕たちはゆっくりと前進しており、ようやく軌道に戻ったところだ。アップグレードも予定しており、できれば数レース以内にもう1つアップグレードを導入する予定だ。そして、チャンピオンシップでアルピーヌに追いついて8位になれることを願っている。それが我々の目標であり、過去数レースでQ3に進出できるかなり良いマシンが作れることが証明されたので、この調子で頑張る」