レッドブル・ホンダF1のアレクサンダー・アルボンは、2020年のF1世界選手権 第14戦 F1トルコGPでタイ人ドライバーとして初めてF1でリードラップを記録した。英国生まれだが、母親がタイ出身のアレクサンダー・アルボンは、F1にはタイ国籍のドライバーとしてエントリー。過去にタイ国籍で出走したドライバーは、1950〜54シーズンに参戦したビーラポンパーヌデート=パーヌパン親王しかおらず、F1史上2人目のタイ国籍ドライバーとなった。
アレクサンダー・アルボンは、F1トルコGPの決勝で他車がピットインしたタイミングで12周目に首位に立ち、タイ人ドライバーとして初めてF1でリードラップを記録した。その後、順位は落としたものの、レース中盤に3番手を争っていたアレクサンダー・アルボンだが、タイヤの消耗が激しく、33周目にターン4でスピン。34周目で新たなインターミディエイトタイヤに交換すると、コース復帰後にストロールをパスして5番手までポジションを上げます。しかし、ペースで勝るサインツにパスを許し、6番手でレース後半を戦うことになる。そして、残り7周のところでマックス・フェルスタッペンに順位を譲り、7位でチェッカーを受けた。「今日はすべてが計画通りにいけば勝利が目指せたと思うので、7位という結果には複雑な気分だ」とアレクサンダー・アルボンはコメント。「レースウイークを通じて僕たとの競争力は高かったので、今日の結果はつらい。僕らは2台ともスタートがよくなかったけど、ポジションを上げていき、インターミディエイトに交換したときは素晴らしいグリップがあってとても速かった。しかし、ペースはとてもよかったものの、2セット目のインターミディエイトに交換してからはグリップがなくなってペースを失い、少し困惑した。理解しがたい状況だけど、冷静になり、なぜこのようなレースになったのかを分析しなければならない」「今週末はマシンの進化を確認できたし、トライしたこともとてもうまくいったので、その部分には満足している。ガレージのみんながすごく助けてくれたので、次のバーレーンでまたそれを再現するのが待ちきれない」