レッドブル・ホンダのF1ドライバーを務めるアレクサンダー・アルボンは、メルセデスがF1バルセロナテストで導入したDAS(デュアル・アクシス・ステアリング)は、オンボード映像で取り上げられなかったとしてもF1チームが発見していただろうと語る。今年、F1はバルセロナでの2回のF1プレシーズンテストを『F1 TV』で放送している。メルセデスの革新的なシステムの存在は、先週のF1バルセロナテスト2回目にルイス・ハミルトンが走行中にオンボード映像がピックアップされたことで発覚した。
ライバルチームはこのシステムに関心を示し、メルセデスが何をしているのか、それが合法なのかどうかについて激しい推測が巻き起こっている。アレクサンダー・アルボンは、“おそらくテストのかなり早い段階では見極められなかっただろう”としつつも、F1チームはライバルに目を光らせるためにカメラマンを雇っており、メディアが気付く前にメルセデスがやっていることを突き止めていただろうと考えている。「オンボード映像があるのはかなり素晴らしいことだと思う」とアレクサンダー・アルボンは語る。「でも、同時に、現在のチームはどこもカメラマンを抱えている。僕たちはおそらくそれについて知っても、皆さんは知らなかっただろう」「僕たちはそれについてチームと話をした。ドライバーとしてどのように感じるかなどね。ステアリングを動かすことは非常に違和感を感じるに違いない」「でも、それがテストの目的であり、シミュレータの目的でもある。だから、彼らは以前からそれを試していたと確信している」「でも、こそこそとやるものだ。正直、僕はそれが何に使われているのかあまりわからない。システムが最初に明らかにされたとき一日中運転したね。デブリーフなしで戻ってきただったし、突然画面にステアリングを示すリプレイが流れていた」レッドブル・ホンダ RB16には独自のバージョンのDASがないことに懸念があるかと質問されたアレクサンダー・アルボンは「いいや。僕たちは自分たちのことに集中している」とコメント。「もちろん、今後はどうなるかわからないけど、今のところはとにかく走行して、周回を重ね、マイルを獲得しているところだ。解決しなければならないことはいくつかかった。もちろん、マイナーなことだけどね。いつものように、マシンをチューニングしている。それについて心配するのはメルボルンに行ってからだ」
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