アレクサンダー・アルボンは、シーズン中盤のレッドブル昇格後、もはや自分がF1ルーキーだという感覚はなくなったと語る。アレクサンダー・アルボンは、成績不振でトロロッソに降格したピエール・ガスリーの後任としてF1ベルギーGPからレッドブルに昇格した。
今年F1デビューを果たしたアレクサンダー・アルボンは、2019年以前にF1カーを運転したことがなかったが、トロロッソでの最初の12レースで感銘を与え、レッドブルのシートを獲得。2020年も引き続きマックス・フェルスタッペンのチームメイトを務めることが決定している。アレクサンダー・アルボンは、F1日本GPでベストリザルトとなる4位入賞を果たしており、F1ブラジルGPではルイス・ハミルトンにスピンさせられるまで表彰台を争っている。「自分はまだルーキーだと自分自身に言い聞かせなければならないときもあった。レッドブルにいることは期待感やいろいろな感覚が少し失われてしまうからね」「振り返ってみれば、自分のシーズンには満足している。良い瞬間もあった。でも、自分に厳しく常に改善を望むのが人間の本質であり、僕のやり方でもある」「自分がルーキーであることを言い訳にはしたくない。とにかく週末に速くなりたい。ドライバーとして改善することが僕の一部であり、僕の走りの一部だ。まだ改善の余地があることはわかっている」「自分がまだ学んでるところなのは認識しているし、初年度の出来には満足している」アレクサンダー・アルボンは、92ポイントを獲得してランキング8位でシーズンを終了。そのうちの76ポイントはレッドブル・ホンダとのレースで記録した。レッドブルの環境で学んだ最大のことは何だと感じているかと質問されたアレクサンダー・アルボンは「すべてに当てはまることだけど、メディアを含め、誰にもあまり耳を傾けないことかな。自分のことをやって、自分自身に本当に集中することだ」とコメント。「チームスポーツだけど、自分のドライビングへのアプローチは非常に個別なことだ。自分がどこを改善できるか、何をもっと良くする必要があるという点ではある意味で自分自身を第一に考えている」「フリープラクティスにもう少し気楽に望み、あまり早くにオーバードライブしないことが今年の僕にとって主なことだった」