レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンは、F1シンガポールGPの決勝レースで6位入賞。メルセデスの後ろで過ごすことになったレース全体を『マネージメントとの戦い』と表現した。アレクサンダー・アルボンは6番手をキープしながら走行した。ピットインではポジションアップとはならなかったものの、6番手をキープし、3戦連続となるトップ6位以内でのフィニッシュを達成した。
「レース中のほとんどがタイヤをうまくマネージメントすることだったので、体力的には楽な一戦だった」とアレクサンダー・アルボンはコメント。「最後の20周だけは、体がきついと感じるくらいのプッシュをしていた。6番手からスタートし同じく6番手でレースを終えたこのレースは『マネージメントとの戦い』と呼べるのではないだろうか」「レースというよりは、淡々とプロセスを消化するだけの走行に感じたときもあった。レース中ずっとメルセデスの後ろでつかえてしまったことも、フラストレーションが溜まった。抜きにくいコースであるためピットストップでポジションアップを狙ったが、成功させることができず、さらに何度かセーフティカーが出てしまった」「2スティント目でボッタスをオーバーテイクしたかったけど、メルセデスを抜けるほどのペースがなかった。最初から最後までシルバーのリアウイングを見続けながら走行したのは、全く楽しいことではなかったが、僕がプッシュすれば彼もプッシュし、タイヤをセーブするタイミングも同じで、まるで前方のハミルトンを前に行かせるため僕を足止めしているのではないかと思うほどだった」「とはいえ、初めてのシンガポールでのレースは結果的にポジティブな一戦となった。ペースもだいぶよくなり、前進していると感じている。レース中にも関わらず、スピードアップにつながるテクニックを見つけることもできた。驚いたことに観客の中にタイの国旗を持ってきてくれた方々が大勢いて、ここでの一戦が僕にとってもとても特別なレースになった」
全文を読む