レッドブル・ホンダでのデビュー戦となったF1ベルギーGPで、アレクサンダー・アルボンは優れたオーバーテイク能力の持ち主であることを改めて示した。アレクサンダー・アルボンは、ホンダの“スペック4”F1エンジンの封を切ったことによるペナルティで17番手からスタート。レッドブルはピエール・ガスリーを降格させた理由のひとつとして、オーバーテイクが下手な点を挙げており、後方グリッドからいかに順位を上げられるかがアルボンに求められた最初の課題だった。
だが、初レースでアレクサンダー・アルボンはその課題を見事にクリアしたといえる。派手さはないものの、ここぞというときに迷いなく一発で相手を仕留めるシーンはレッドブルのマシンでさらに際立った。レッドブルが良く知る元ドライバーであるダニエル・リカルド(ルノー)へのアウト側からオーバーテイクや、トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトとピエール・ガスリーへのスムーズな追い抜き、そして、圧巻は最終ラップでのセルジオ・ペレスへのオーバーテイク。激しいバトルの中でコース外へ追い詰められ、マシン右側が芝生の上を走行することになりながらもオーバーテイクに成功。その実力を遺憾なく発揮し、レッドブル・ホンダでのデビュー戦を5位という結果で締めくくった。レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは「ダニエルがタフなレーサーであることがわかっている・・・ダニエルへの追い抜き、最終ラップでのセルジオへの追い抜きは印象的だった。18番手からの5位は非常に良いスタートだった」と評価。また、モータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは「特にレース終盤にリカルドとの対決でアルボンは本当に素晴らしかった。もちろん、彼が5位になれたのは少しの運もあるが、それでも素晴らしかった」と語っている。OO.ready(function() {window.pp = OO.Player.create("player", "V0OGdmaTE6uEvL14jUoGtcRTuBDsDsm0");});
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