トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンは、F1オーストリアGPの土曜日のフリー走行と予選に先立ち、今週末で2回目となるエンジン交換を行った。今週末、ホンダの“スペック3”F1エンジンを投入したアレクサンダー・アルボンは、金曜日の時点ですでにペナルティが確定しており、同じくルノーの“スペックB”を投入したマクラーレンのカルロス・サインツとともに後方グリッドからのスタートが決定している。
金曜日の時点でアレクサンダー・アルボンは、内燃エンジン、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-Kを交換していたが、さらにそれらのコンポーネントを新しいものに交換した。金曜日に使用した内燃エンジンとMGU-Kは、ペナルティの対象となったため、プールして再度使用することはできない。つまり、両方のアイテムの寿命はわずか2回のプラクティスだけだったということになる。だが、金曜日のターボとMGU-Hは、ペナルティの要因とはならなかったため、プールして再び利用することができる。そのため、今後の交換にペナルティを見据えての交換ということになる。トロロッソ・ホンダのF1チーム代表を務めるフランツ・トストは、このような二重の変更は珍しいことではないと語る。「F1には通常というものはあるだろうか?それがエキサイティングにしている」とフランツ・トストは Autosport にコメント。「十分なエンジンがある。ホンダはテストしているし、問題はない」土曜日のエンジンが改善であったかと質問されたフランス・トストは「良くなったのは確かだ。そうでなければエンジンを変更しないだろう」とコメント。「スパとモンツァではまた別の変更が予定されているので予定通りだ」