トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンは、2019年にトロロッソ・ホンダでのF1デビューのチャンスを得るために日産とのフォーミュラE契約を解消するのは“簡単な決断”だったと語る。2018年にF2をランキング3位で終える活躍を見せたアレクサンダー・アルボンは、F1でのシート獲得の見込みがなかった時期に日産と2018-2019シーズンのフォーミュラEに参戦する契約を結んだ。
しかし、F2での印象的なパフォーマンスがトロロッソの目に留まり、チームは日産との契約を解消し、2019年のドライバーとしてアレクサンダー・アルボンを起用した。アレクサンダー・アルボンは、開幕4戦のうち2レースでポイントを獲得。ピットレーンからスタートして10位入賞を果たした中国GPではドライバー・オブ・ザ・デーにも選出された。多くの人々は、日産とのフォーミュラEのワークス契約を蹴ってF1を選んだことはリスクが高いと考えていたが、アレクサンダー・アルボンは自分の決断に後悔はないと語る。「フォーミュラEからの移行については常にリスクはある」とアレクサンダー・アルボンはコメント。「でも、僕は6歳の頃からモータースポーツについて考えるときいつでもF1だった。どんなドライバーであっても若いときになりたいと思うことだ」「もちろん、F2でも目標は常にF1だった。でも、可能性はどんどん低くなっているように思えた。その時期に僕はフォーミュラEに進んだ」「だから、またチャンスが訪れたとき、自分がやりたいことは何かはかなり明白だった。もちろん、F1の方が安定はしていないかもしれないけど、そうは言ってもフォーミュラEでもパフォーマンスを発揮して結果を出さなければならない」「僕としてはまったく後悔はなかった。誰もF1で巡ってきたチャンスを逃したくはないと思う」「だから、それは非常に簡単な決断だった」