トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンは、F1デビュー戦となったオーストラリアGPでポイントを獲得できなかったのは“不運”な戦略によるものだと考えている。昨年のF2選手権を3位で終えたアレクサンダー・アルボンは、今年トロロッソ・ホンダで初のF1マシンでの走行を終えて開幕戦に臨んだ。
予選ではQ2に進出してチームメイトのアレクサンダー・アルボンを上回る13番グリッドを獲得したアレクサンダー・アルボンだったが、ソフト/ミディアムの戦略によって逆の戦略を採ったアントニオ・ジョビナッツィの後ろのトレインに引っかかってしまった。また、ターン9でのミスを突かれてセルジオ・ペレス(レーシングポイント)にもポジションを奪われ、最終的に14位でレースを終えている。「レース週末全体で見れば満足している」とアレクサンダー・アルボンはコメント。「レースはあまり望んでいたとおりには進まなかったけど、振り返ってみても違ったやり方があったとは思わない」「戦略でポイントの可能性はあったと思う・・・戦略が悪かったと言っているわけではなく、とにかく不運だった。(ランド)ノリス、ジョビナッツィ、ペレスと僕がトレインのなかにいたし、僕たちは4周にわたってそこで過ごすことになった」「彼らの後ろで3~4秒くらい失ったと思うし、僕たちを抜いていった全ての人たちがクリアなトラックにいた」「もちろん、このトラックはオーバーテイクが簡単ではないし、レースの大半をオレンジやピンクのウイングの後ろで過ごした」「最終結果には満足しているし、バーレーンで取り入れられる多くの良いことがあったと思う」初のF1レースにどのようにアプローチしたかと質問されたアレクサンダー・アルボンは「スタート前は落ち着いていた。予想していたよりもずっとね」とコメント。「忙しかったので、レースについて考えている時間はなかった。でも、そうなるとは思っていなかったので驚いたよ。夜もしっかり眠れたし、レースに向けてリラックスしていた」「問題はなかったし、一番重要なのはすべての手順、戦略をわかっていたことだ。それは間違いないし、とにかくドライビングに集中していた」