トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンが、『2019 ホンダF1 キックオフ記者会見』でF1デビュー、そして、ホンダとの仕事について語った。3月初旬のSTR14のシェイクダウンテストまでF1マシンを走らせたことがなかったアレクサンダー・アルボンだが、F1プレシーズンテストではチームメイトのダニール・クビアトを上回る総合6番手タイムを記録するなど多くの人々に感銘を与えた。
「500周は多くの周回数だと思うし、ホンダの信頼性の高さの証明だと思う。初めて4日間走行したけど、マイレージを稼ぐことがとても重要だった。本当にベストな結果が出せたと思う。最大限のテストが出来たと思う」とアレクサンダー・アルボンはコメント。「決定がぎりぎりだったのであまり準備の時間がとれなかったけど、シミュレーターには乗っている。ホンダとレッドブルのおかげでそこに住んでいるのようなものだ」「肉体的にもかなり要求の高いシーズンになると思うので準備しているけど、トロロッソはジュニアドライバーを起用してきたチームなので、とてもスムーズにチームに融合できた。エンジニアもホンダも僕がルーキーだということを理解してくれて、とても準備の手助けをしてくれた」開幕戦については「できるだけの準備はしてきた。開幕戦を走ってみなければわからないけど、テストではレースシミュレーションもたくさんこなすことができたのでいい感触は掴めていると思う。初めてのレースを走ってみなければなかなかわからないものだ」とアレクサンダー・アルボンはコメント。「自信はあるよ。4日間のテストをとてもスムーズに進めることができたし、多くの走行距離を走り込むことができた。もちろん、まだまだ学ぶことはあるけど、開幕戦は比較的スムーズにいけると思う」タイ国籍のアレクサンダー・アルボンは、日本とタイとでは仕事のやり方に共通点を感じていると語る。「そう思う。タイの文化は日本と似ていると思う。もちろん、同じではないけどね。仕事をする環境という意味ではとても似ている」ルーキーのアレクサンダー・アルボンにとって、経験豊富なダニール・クビアトがチームメイトにいることは助けになっているようだ。「ダニールは非常に経験があるので、ダニールの発言に耳を傾けようとしてる。4日間のテストではいろんな意見交換ができたし、例えば、朝をしてフィードバックを与える。お互いの意見を聞けたのはとても良かったと思う。でも、最終的には自分で戦うしかないし、自分でフォーカスしていかなければならない。でも、マシンに対しての意見など、他のドライバーから学ぶことはとても多い」最後のホンダのホームレースとなるF1日本GPについて質問されたアレクサンダー・アルボンは「カートでしか鈴鹿は走ったことがないし、F1では初めてだ。本当にドライバーズサーキットだし、ミスをする余地はないサーキットだけど、他のドライバーからいかに多くのファンがいるかを聞いているのでとてもワクワクしている」と語った。