トロロッソ・ホンダは、2019年のF1ドライバーを務めるアレクサンダー・アルボンのヘルメット画像を公開した。2008年に弱冠12歳でレッドブル・ジュニアチームに抜擢されたアレクサンダー・アルボンだったが、結果を残せず1年でプログラムから脱落。だが、困難を乗り越え、努力を重ねて、昨年のF2選手権でジョージ・ラッセル、ランド・ノリスに次ぐ3位でシーズンをフィニッシュ。
一度は日産からフォーミュラEに参戦する契約にサインしていたアレクサンダー・アルボンだったが、F2での活躍がレッドブル首脳陣の目にとまり、日産との契約を解除して、2019年にトロロッソ・ホンダからF1デビューするチャンスを掴んだ。これまでもイエローを主体としたヘルメットを着用してきたアレクサンダー・アルボンだが、今年はトロロッソ・ホンダのマシンカラーであるブルー&シルバーを融合。ブルー&レッドはタイ国旗のカラーリングでもある。背面にはラーマ9世王を示す9という数字をタイ語で記しており、自身のカーナンバーと名前にもタイ国旗をデザインしている。また、カーナンバー23は、彼のアイドルであるバレンティーノ・ロッシの46番を“半分”にしたものだと語っている。ヘルメットはBELL製だ。「タイでは、王室は非常に尊敬されていて、ラーマ9世王はタイで最も尊敬されている一人だった。ラーマ9世王は労働者階級のためにたくさんの慈善事業をした。彼は2016年に亡くなった。それで、僕はヘルメットにタイ語で書かれた9という数字を入れた。それは彼のシンボルの一部だった。ヘルメットに関するタイへのもうひとつの言及は自分の名前に含まれているタイの国旗だ」とアレクサンダー・アルボンは語っている。