F1サンパウロGP決勝前、恒例のドライバーズパレードで角田裕毅(レッドブル・レーシング)がまさかの“主役”になった。原因は、小さなヴィンテージカートで起きた“エンスト&リバースギア騒動”。隣に座っていたマックス・フェルスタッペンも思わず大爆笑するハプニングとなった。各チームの2人が1台のカートに乗り、ファンの前をのんびり走るはずのパレード。しかしレッドブルのカートだけは様子が違った。
角田裕毅がステアリングを握ると、エンジンがうんともすんとも言わず、周りのドライバーたちが次々と走り出す中でまさかの取り残され状態に。焦った角田は思わずリバースギアを入れてしまい、カートが逆走。フェルスタッペンが大笑いしながら「何やってんだ!」と言わんばかりに手を振るシーンが中継映像に映し出された。ようやく再始動に成功して走り出した2人だったが、今度は**カートが故障したジョージ・ラッセル(メルセデス)**が合流。3人乗りになったカートはバランスを崩しながらも周回を続け、中央に押し込まれた角田裕毅はフェルスタッペンとラッセルに挟まれて、ほとんど姿が見えないほど。カメラには2人の長い手足に囲まれた“圧縮状態”の角田裕毅が映り、現地観客からも大歓声が上がった。SNSではこの光景が瞬く間に拡散され、「Just Marriedのプレートをつけたら完璧」「角田が完全に消えた」「F1版マリオカートすぎる」といったコメントが殺到。なかには「フェルスタッペンがこんなに笑ってるの初めて見た」という声まで上がるなど、笑いの渦を巻き起こした。週末を通して厳しい展開が続いた角田裕毅だが、この“珍パレード劇”ではファンを笑顔にしたのは間違いない。ブラジルGPは波乱の幕開けとなったが、スタート前から笑いを誘った角田裕毅の存在感は、間違いなく光っていた。 この投稿をInstagramで見る Oracle Red Bull Racing(@redbullracing)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る Oracle Red Bull Racing(@redbullracing)がシェアした投稿