角田裕毅は来年レッドブル・レーシングから解雇される予定であり、アイザック・ハジャーがオーストリアのチームに昇格する見込みだと報じられている。今季レッドブルのメインチームでデビューを果たした日本人ドライバーは、ハジャーに道を譲ることになる。角田裕毅は今季、レーシングブルズからレッドブルへと昇格し、セルジオ・ペレスの後任として起用されたリアム・ローソンに代わってチーム入りした。しかし間もなく、レッドブル首脳陣はレーシングブルズから日本人スターを引き上げ、ローソンの座を奪う形で角田裕毅を昇格させた。
だがマックス・フェルスタッペンのチームメイトとして十分な印象を残すことができず、その結果、レッドブルは2026年の新レギュレーション導入を機に彼を放出する決断を下した。ドイツのメディア『Auto Motor und Sport』の最新報道によれば、レッドブルは角田裕毅に代わってアイザック・ハジャーを昇格させ、フェルスタッペンの新たなチームメイトとするという。これにより、フェルスタッペンにとって1年半あまりで4人目のチームメイトとなる。ハジャーの昇格は、彼がレッドブル首脳陣をパフォーマンスで強く印象づけたことを受けたものだ。レーシングブルズのドライバーである彼は、2025年シーズン序盤から好成績を収め、直近のオランダGPで表彰台を獲得したトップパフォーマーの一人とされる。現在、彼は16戦と3回のスプリントを終えて38ポイントを獲得し、ドライバーズ選手権9位に位置している。ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグに1ポイント差で続き、メルセデスのキミ・アントネッリには28ポイント差をつけられている。角田裕毅は2025年にどうだったのか?角田裕毅は2025年日本GP、自身の母国レースを前にレーシングブルズからレッドブルへと昇格した。しかし結果を残すことはできず、予選14番手、決勝12位に終わった。その後もレッドブルに留まり続けたが、今季のベストパフォーマンスは開幕戦バーレーンGPとサウジアラビアGPでの9位入賞だった。要するに、角田裕毅はレッドブルでこれまで14戦に出場し、スプリント3戦を含めてわずか12ポイントを獲得するにとどまっている。現在、日本メーカーのホンダから強力な支援を受ける角田裕毅は、ドライバーズ選手権19位で12ポイント。比較対象となるチームメイトのマックス・フェルスタッペンは同じレース数を終えて230ポイントを獲得し、ランキング3位につけている。