角田裕毅は、2023年F1第21戦サンパウロGP(ブラジルGP)のスプリントで6位入賞を果たした。6番グリッドからスタートした角田裕毅は、ルクレールには抜かれたものの、後半にペースを落としたハミルトンに対して冷静にオーバーテイクのポイントを見極めて3ポイントを獲得した。前戦メキシコGPでは、勝負を焦るあまり、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)と接触してポイントを逃していた角田だが、今回はその反省を生かした。
スクーデリア・アルファタウリはスプリントで初のポイントフィニッシュを果たし、角田裕毅にとって、この結果は今年のどのフォーマットにおいてもベストリザルトとなった。角田裕毅の結果により、スクーデリア・アルファタウリはコンストラクターズでアルファロメオを上回り、7位争いでウィリアムズに9ポイント差まで迫った。「まず、チームのみんなに感謝しています」と角田裕毅はコメント。「昨日はうまくいきませんでしたが、チーム一丸となって今日はばん回することができました。昨日の予選は16番手でしたが、今日のスプリント・シュートアウト(SQ)で6番手を獲得できたことは、正しい方向に進めているという証拠だと思います」「今日のマシンでは楽しんで走れていますが、昨日と違う原因を調べる必要があります。ドライビングの面では改善できることがいくつかありましたが、SQ3の最後のラップがベストだったと思うので、スプリントをいいポジションからスタートできました」「チャンスを最大に活かして、今シーズン最高位の6位を獲得することができました。もう何周かあれば、前方にいたシャルル・ルクレール(フェラーリ)と5位争いができたかもしれません」「今日のレース運びには満足していますし、特にマシンのペースがとても力強かったです。リカルドも同じくいいペースだったので、これはチームの力だと思います。チームの尽力なくしてはこの結果にはならなかったと思うので、チームのみんなに感謝しています」「今は明日の決勝がとても楽しみです。いい流れに乗れているので、さらなるパフォーマンスを発揮したいと思います。後方からのスタートなので簡単にはいかないと思いますが、いいマシンが準備できているので、より多くのオーバーテイクをしてポイント獲得を目指します」
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