角田裕毅は、2023年F1第20戦メキシコGPでパワーユニットに新エレメントを搭載し、決勝で“バック・オブ・ザ・グリッド”ペナルティを受けることになった。スクーデリア・アルファタウリは、1シーズンで許可されている4基のうち、5基目の内燃エンジン、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-K を含むパワーユニットのすべての要素を変更することを選択した。また、1シーズンで2基が許可されているエネルギーストアとコントロールエレクトロニクスも3基目を投入した。
また、制限数パーツもいくつか変更され、角田裕毅のマシンは5基目のギアボックスケースとカセット、5基目のギアボックスドライブライン、ギアチェンジコンピーネント、補助コンピーネントの変更を受けた。FIA F1競技規則第28条2項および第29条2項違反の結果、スチュワードは角田裕毅を決勝レースで最後尾グリッドからスタートさせることを決定した。また、スチュワードは「ペナルティは第28.3条、第29.2条、第32.4条、第32.5条、および第42.3条d)に従って課され、セッション中に車の運転手はイサック・ハジャールであったことに留意した」と付け加えた。スクーデリア・アルファタウリは、FP1で義務付けられている残りのルーキードライバー枠をレッドブル・ジュニアドライバーのアイサック・ハジャーで使い切ることを選択。角田裕毅はFP2から作業を開始し、ペナルティによって決勝を見据えたプログラナムで12番手で終えた。