角田裕毅は、アルファタウリF1の新しいチームメイトとはリアム・ローソンと以前から親交があるため、チーム内の「良い環境」を歓迎している。ローソンは角田裕毅にとって今季3人目のチームメイトとなる。開幕から10戦はニック・デ・フリース、2戦はダニエル・リカルドとコンビを組んだが、リカルドはオランダGPのプラクティスでクラッシュして左手を骨折。
そのため急遽ローソンが起用され、21歳のニュージーランド人ドライバーはモンツァでのイタリアGPにフル参戦を果たした。リカルドの回復次第ではシンガポールGP、そして日本GPにも出走する可能性がある。角田裕毅がフォーメーションラップでパワーユニットのトラブルによりリタイアした後、ローソンは素晴らしいパフォーマンスを見せて11位でフィニッシュ。ポイント獲得をわずかに逃した。今のところ、角田裕毅はガレージの反対側にいるローソンとの関係を楽しんでいる。ローソンとのパートナーシップの進展について角田裕毅「彼は多くのことを学んでいます」とSpeedcafeに語った。「僕が彼に言う必要は何もないんです。もちろん、彼が何か聞いてきたら、僕はいつでも答えますけど」「でも、僕たちはいい関係を築いています。以前から友達だったから、気まずさとか、そういうことはまったくありませんでした」「友人としてお互いにとても自然に話すことができるし、それがチーム内の良い環境を作っています」「チームはリアムの信頼と自信を高めるために多くのサポートをしていますが、彼は非常に良い仕事をしているので、僕たちは満足しています」F1でも要求されるダウンフォースのレベルが独特なサーキットであるモンツァで、AT04のパフォーマンスが向上し、角田裕毅とローソンは土曜日の予選で11番手と12番手につけた。角田裕毅は「ポイント獲得は可能だった」と信じており、スタートする前にリタイアしたことに当然のことながら意気消沈した。「プラクティスではペースが良かったので、レースで様子を見たかったです」と角田裕毅はコメント。「得にポイント圏内まであと一歩のところからスタートだっただけに本当に残念です」。「それが現実です。僕たちが信頼性の問題に直面するのはこの1年で初めてだと思いますが、問題はないですし、僕たちはポジティブな姿勢を保ち、シンガポールで力強く戻ってくると思います」「少なくとも予選での僕のパフォーマンスはまずまずでした。Q2では完璧なラップとは言えず、あと一歩でQ3進出を逃したので悔しさがありました」「でも、少なくとも僕はパフォーマンスを示しました。シンガポールでは大きなアップグレードが行われる予定なので、それを楽しみにしています。」ただし、角田裕毅がエネルギーストアとコントロールエレクトロニスクに関して制限に達しているため、新しいパワーユニットコンポーネントが必要になるかどうかはまだ分からない。モンツァで停車する前にクルマの中で体験したことを振り返って、角田裕毅は「エンジンから変な音が聞こえてきました。クラッキングのような、リアエンドで起こっているような音でした」とコメント。「パワーを感じなかったので、問題を最小限にするためにマシンを止めました」