スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は、2023年F1オーストラリアGPの決勝を10位でフィニッシュして今シーズン初ポイントを獲得した。レース序盤はポイント圏内を走行していた角田裕毅だが、ズルズルと順位を落とし、2回目の赤旗前は13番手まで後退していた。だが、2回目のリスタートで5番手までジャンプアップする。
しかし、リスタート後の混乱による赤旗後、3回目のリスタートでは元のポジション(続行不能のアルピーヌの2台を除いた11番手)からのリスタートとなり、セーフティカー先導で11位でチェッカー。カルロス・サインツ(フェラーリ)の5秒ペナルティによって10位に繰り上がった。「今日については複雑な思いです。シーズン最初のポイントを獲得できたのは良かったですが、正直に言いますと、自分たちのマシンのペースではポイントは獲得できないと予想していました」と角田裕毅はコメント。「赤旗中断になる前にハードタイヤを最適なウィンドウに持っていくのにかなり苦労していたことを踏まえると、自分たちのパフォーマンスを最大限まで引き出しての10位という結果には満足すべきでしょう」「リスタート後にいくつかのマシンをオーバーテイクできていたので、5位を取り消されてしまったのは残念です。ポイントを獲得できたというのはポジティブな結果ですので、今後のレースでさらにポイントを重ねるためにハードワークを続けていきます」