角田裕毅(アルファタウリ)は、今シーズンの戒告処分が5回に達したたため、次戦F1イタリアGPで10グリッド降格ペナルティが科せられる。FIAスチュワードは、角田裕毅がF1オランダGPでリタイアする前にシートベルトを緩めた危険な状態でコース上を運転したとして、運転に関連しない戒告処分を科した。
スチュワードは「22号車(角田)のピットストップ後、ドライバーはホイールが適切に取り付けられていないと感じて車を止めた。スチュワードによる調査の結果、実際にはディファレンシャルに問題があるという結論に達した」と説明。「したがって、ピットストップ位置から解放されたとき、クルマは危険な状態ではなかった」「しかし、公聴会でドライバーはコース上で停止した後、車を降りる準備ができており、ロックを解除せずにシートベルトを緩め始めたことを認めた」「その後、彼はピットに戻り、メカニックがベルトを締め直した」「ドライバーがシートベルトをどの程度緩めたかを正確に判断することはできない」FIA の競技規則の第 18.2 条では、「同一の選手権の中で戒告処分を5回受けたドライバーは、5回目の処分決定により、その競技会にて10グリッド降格の罰則を受ける」と記されている。「その5回目の戒告が、決勝レース中の事件に続いて科された場合は、10グリッド降格の罰則は、当該ドライバーの次の競技会に適用される」「10グリッド降格の罰則は、戒告処分のうち少なくとも4回が、運転に関する違反であった場合にのみ科される」最新の戒告処分は運転に関する違反ではないが、角田裕毅の他の4回はすべて運転に関するものだった。1) バーレーンGP:FP2でフェラーリドライバーのシャルル・ルクレールの妨害2) オーストラリアGP:FP2でフェラーリドライバーのカルロス・サインツを妨害3) オーストラリア GP: 予選中のインラップで不必要にゆっくり運転4) モナコGP: FP2でハースドライバーのケビン・マグヌッセンを妨害
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