アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅とLCRホンダのMotoGPライダーである中上貴晶がイタリアで対面。角田裕毅が中上貴晶にアルファタウリ・ホンダのファクトリーを案内した後、二人はカート対決を行った。角田裕毅は神奈川県、中上貴晶は千葉県と東京近郊のわずか2時間の距離で育ったにも関わらず、二人が会うのが今回が初めて。今週、MotoGPはミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで第14戦サンマリノGPを開催。イベントに先立って、世界の舞台で戦う2人の日本人がイタリアの地で対面を果たした。
ファエンツァの角田裕毅の自宅からミサノはわずか1時間。F1イタリアGPとF1ロシアGPの1週間の合間にMotoGPがイタリアを訪れたことで今回の対面は実現した。角田裕毅のレジデンスでのミーティングの後、二人はファエンツァのアルファタウリ・ホンダF1のファクトリーに移動。2021年F1マシン『AT01』を含めて、アルファタウリ・ホンダF1のファクトリーを中上貴晶に案内。その後、二人はNSXでカートトラックに向かい、1対1でレースを行った。お礼に中上貴晶は、角田裕毅にMotoGPのチケットを手渡した。角田裕毅は、中上貴晶のドライビングスキルを称賛するとともに、MotoGPについて関心を語った。「タカは本当に良い仕事をしていました。彼は運転がうまくて、感銘を受けました。最後の12周のレースは激しく、クレイジーなバトルがたくさんありました」と角田裕毅はコメント。「MotoGPを本当に楽しみにしています。初めて見に行くことになります。彼らの走り、特にバイクで350kphを超えるスピードで走るなんて本当にクレイジーですよね。だから、本当に楽しみにしていますし、待ちきれません!」中上貴晶は、F1ドライバーに対して自分のスキルを試せたのは楽しい機会だったと語る。「長い間カートを運転していなかったので、とても楽しかったですが、特にプロのF1ドライバーと一緒に走るのは本当に楽しかったです」と中上貴晶は語った。「今週末は僕のチームのホームGPであり、ミサノのレーストラックも好きなので、とても重要なレースになるでしょう。あそこには素晴らしい思い出があります。素晴らしい週末を過ごし、いつものようにベスト尽くしたいと思っています。僕たちがトップのポジションのために戦うことができることを願っています」2021年シーズンに7年ぶりの日本人F1ドライバーとしてアルファタウリ・ホンダF1でデビューした角田裕毅(21歳)は、デビュー戦でポイントを獲得した初の日本人ドライバーとなり、2022年もスクーデリア・アルファタウリへ残留することが決まっている。一方、中上貴晶(29歳)はMotoGPの4シーズン目を戦っており、今週末に8戦連続でのポイント獲得することを目指している。