アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅は、自身の進歩に満足しており、現在の主なリミテーションは、乱気流のなかでの走行とオーバーテイクだと語る。デビュー戦で入賞という上々のF1キャリアのスタートを切った角田裕毅だが、その後はミスが目立つようになり、チームメイトのピエール・ガスリーのペースに匹敵できないことから期待と評価は徐々に下がっていった。
しかし、前戦F1イギリスGPではそういったミスはみられず、比較的強いペースを発揮した。全体的にシルバーストンでの走りに満足していると語る角田裕毅だが、ジュニアカテゴリーでは強みだった前のマシンに追従してオーバーテイクするという点で改善の余地があると考えている。「フリーエアでは本当にいい感じだと思っています。フリーエアの中ではずっとかなりニュートラルなバランスを保っていました」と角田裕毅は語った。「でも、乱気流に入るとすぐにバランスが崩れ、しっかりと運転することに苦労しました。もっと多くのオーバーテイクなどをするためにはその部分で一生懸命努力しなければなりません。でも、それが今のところ主なリミテーションです」「タイヤマネジメントに専念していました…追従するクルマにとっては厳しいものになると思っていたので、なるべくタイヤマネジメントに努めました」「フリーエアに出たときはできる限りプッシュしようとしましたし、それは戦略、特に最初のスティントでうまくいきました」角田裕毅が言ったように、レース終盤にチャンスを得られることを期待してタイヤマネジメントに専念した角田裕毅は、キミ・ライコネンのスピンとピエール・ガスリーのパンクによって入賞を手にした。タイヤマネジメントにはついて大きく進歩したと角田裕毅は感じており、今後もそれを継続することを目指している。「タイヤマネジメントに関しては、本当に良かったと思います」と角田裕毅は付け加えた。「2回目のオーストリアのレースでは、あまりにセーブしすぎてしまいましたし、遅すぎました。シルバーストーンではこれを改善しようとしました。最初のスティントでほぼ全開でプッシュしました」「特にハードタイヤに変更した2回目のスティントの後、タイヤマネジメントが少し増えてもうまくいきました。その経験を維持し、将来のためにそれを使っていきたいです」
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