アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅は、F1アゼルバイジャンGPの最後の2周のスプリントレースで2人のドライバーに抜かれたことへの欲求不満を語った。角田裕毅は、F1アゼルバイジャンGPの週末に安定したビルドアップを行い、予選ではQ3初進出を果たし、レースではフェルナンド・アロンソを追い抜き、しっかりポイント圏内を走行するなど、はるかに改善されたパフォーマンスをみせた。
レース終了からわずか数周前にマックス・フェルスタッペンがタイヤ故障によって高速でクラッシュしたことで、レースは赤旗中断となり、レースは残り2周にスタンディングスタートで再開となった。2回のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソは、そのスプリントレースで素晴らしい走りを見せ、角田裕毅を含めた4人を抜いて10位から6位まで順位を上げた。角田裕毅は、レース終了前にマクラーレンのランド・ノリスにも抜かれ、その結果、再び7位となり、そのままチェッカーを受けた。F1キャリアとしてのベストリザルトだが、それでも結果を嘆いた。「赤旗まではかなり良かったんですけどね」と角田裕毅はレース後にバクーのパドックで語った。「でも、リスタート後、スタートは大丈夫だったんですが・・・ベストを尽くしましたし、アグレッシブに行ったんですけど、正直に言うと、2つの順位を落とすことを避けることができませんでした」「どうやってそれらを回避していいの分かりませんでいた。でも、3位表彰台を獲得したチームメイトを祝福したいです」「全体として、レースからポジティブなものを得ることができる思います。間違いなく多くのポジティブな点がありました、僕としては、今は、最終ラップに本当に腹が立っています」最近、角田裕毅は、結果を改善するために“ライフスタイルの大きな変化”を経験したと語った。イタリアに移り、ファエンツァにあるアルファタウリのファクトリーに通い、チームラジオに対する怒りを和らげようとしている。