アルファタウリ・ホンダの角田裕毅のF1デビュー戦となったF1バーレーンGPでのオーバーテイク集をF1公式サイトがまとめた。7年ぶりの日本人ドライバーとしてF1グリッドに並んだ角田裕毅は、13番グリッドからスタートしたレースで9位入賞。デビュー戦でポイントを獲得した初めてのドライバーとなった。
アルファタウリ・ホンダのF1チーム代表を務めるフランツ・トストも「ユウキはF1で初めてのレースだった。そして、私は彼が本当に素晴らしい仕事をしたと言わなければならない。我々は彼に、彼の目標はレースを走れるように1周目から無傷なマシンで戻ることだと彼に話していた。そして、彼はまさにそれを達成した。彼は多くの優れたオーバーテイクを見せた。彼は最も多くのオーバーテイクを完了したマシンだったと思う」と称賛している。F1公式サイトは『ONBOARD: Yuki Tsunoda's incredible overtakes in Bahrain』と題して角田裕毅のF1バーレーンGPでの8回のオーバーテイクのオンバード映像をまとめて公開。主に1コーナーでのオーバーテイクは、ホンダのF1エンジンを搭載するアルファタウリのマシンの戦闘力の高さを感じさせるものの、FIA-F2時代から定評のある迷いのない的確なオーバーテイクを確認できる。角田裕毅は、特に印象的だった場面としてフェルナンド・アロンソをオーバーテイクしたシーンを挙げている。「ターン1への進入で、僕はフェルナンドのスキルを信頼し、オーバーテイクを仕掛けました。僕はルーキーですから。少し申し訳ないと思いつつ、かなり遠いところから仕掛けさせてもらいました。感動的なことがいくつかありました。もちろん同じマシンではありませんが、嬉しかったです」と角田裕毅はコメント。また、「彼の後ろで数周運転し、彼がコーナーでタイヤをどのように管理しているか、コーナーでどのようなドライビングしているかを学びました。彼を追い抜いた後、彼のドライビングを真似してみました。いくつかのコーナーでマシンからよりいいものを引き出せました」とレース中にフェルナンド・アロンソから学んだことをすぐに実践に移していたことを明らかにしている。また、最終ラップでのランス・ストロール(アストンマーティン)を抜いての9位入賞についても「最後のラップの最初のコーナーでストロールを抜くことができました。仕掛けるのは本当に遅かったのですが、彼をオーバーテイクすることができなければ、今夜は一晩中絶対眠れないだろうなと思いました!」と語り、デビュー戦で入賞だけでは満足できない向上心をうかがわせた。「特に最後の2周は彼からの汚れた空気のなかで本当に苦労しました。かなり多くのミスをしました。だから、最後のラップで彼を抜くことができて本当に良かったです」OO.ready(function() {window.pp = OO.Player.create("player", "9qNmcxazE6rhZZmQBJaeLCJxVIV0cwv7");});