角田裕毅は“新たなマックス・フェルスタッペン”と呼ぶことができる。そう伝えるのはマックス・フェルスタッペンの母国オランダのメディア racingnews365 だ。ホンダとレッドブルのサポートを受ける20歳の角田裕毅は、今年アルファタウリ・ホンダからF1デビュー。2021年のF1グリッドでは最年少であり、2000年代生まれの最初のF1ドライバーになる。
「角田裕毅はいくつかの理由から“新たなマックス・フェルスタッペン”と呼ぶことができる。もちろん、マックス・フェルスタッペンと肩を並べるにはまだかもしれないが、両者には明らかな類似点がある。角田はそのスポードで称賛されており、アグレッシブなドライビングスタイルも高い評価を得ている(そしておそらく少し恐れられている)。同じことが7年以上前のフェルスタッペンにも当てはまった」と同サイトは解説する。「また、フェルスタッペン以来、レッドブルのジュニアプログラムが、ドライバーをF1に導くためにこれほどまで迅速に機能したのは初めてとなる。最終的に2019年が角田とレッドブルの協力の最初の年に過ぎなかった。F3の1年、F2の1年を経て、今後すべてがうまくいけば数年F1にいるだろう。ピエール・ガスリーでさえ、レッドブルはもっと長く状況を見ることを望んだ」ピエール・ガスリーは、2014年にレッドブル・ジュニアチームのメンバーとなってフォーミュラ・ルノー3.5に参戦。2016年にGP2でチャンピオンを獲得したが、まだF1には時期尚早とされ、1年間スーパーフォーミュラで様子見の期間が置かれた。一方、マックス・フェルスタッペンは2014年にヨーロッパF3選手権に参戦中にレッドブル・ジュニアチームのメンバーとなり、翌2015年に17歳でトロロッソからF1デビュー。2016年シーズン途中にレッドブルに昇格すると、その初戦で勝利を挙げている。角田裕毅は、前述のとおり、2019年にヨーロッパに拠点を移してわずか3年でF1昇格を決めた。レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、角田裕毅のアグレッシブなドライビングに惚れ込んでおり、結果次第では2022年のレッドブル昇格も示唆している。F1デビュー前からレッドブル内外から大きな期待とプレッシャーをかけられている角田裕毅だが、それに打つ勝ってこそ、目標に掲げる『F1ワールドチャンピオン』に使づけないことは、過去のレッドブル・ジュニア、そして、マックス・フェルスタッペンが証明している。関連:F1特集:角田裕毅、史上最年少日本人F1ドライバー誕生
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