ホンダF1の育成ドライバーである角田裕毅は、残りの4レースで2020年のFIA-F2でチャンピオンを獲得するのは“不可能ではない”と語る。今年、FIA-F2に初参戦した角田裕毅は、今シーズンここまで10回の入賞を果たし、そのうち5回の表彰台を獲得し、2勝を挙げている。3回のポールポジションはカラム・アイロットと並んで最多となっている。
現在、角田裕毅はポイントリーダーのミック・シューマッハから44ポイント差を付けられているが、4つのレースとそれぞれの予選セッションで最大96ポイントを獲得できる。角田裕毅は、ランキング4位以内でシーズンを終えれば、2021年のアルファタウリ・ホンダでのF1デビューがほぼ約束されている。11月4日(水)にはイモラ・サーキットでアルファタウリ・ホンダとF1初テストに挑み、2018年F1マシンでフリー走行に出走に必要なスーパーライセンス取得のための300kmの走行を無事にこなした。それでも、角田裕毅はFIA-F2に集中しており、現時点での目標はあくまでチャンピオンを獲得することだと語る。「本当に楽しみにしています」と角田裕毅はコメント。「良いレースをするためには、過去の経験のすべてを活用する必要があります。実際には大変だと思いますが、楽しいと思います。チームのために本当に結果を出したいと思っています。シーズンを通して懸命に仕事をして僕を手助けしてれましたし、本当にマシンを速くしてくれました。自分のドライビングで彼らに応えたいと思っています。レースを本当に楽しみにしています」「タイトル争うは本当にタイトです。現時点で僕は3位ですが、非常に拮抗していますし、最後の2ラウンドで非常に簡単に変わる可能性があります」「1位とは大きなギャップがありますが、チャンピオンシップを1位でフィニッシュすることは不可能ではないと思っています。1位で終えることを目指していますし、できる限りプッシュするつもりです。本当にエキサイティングな戦いになるはずです。それを本当に楽しみにしています」角田裕毅は、F1アブダビGP後の若手ドライバーテストにアルファタウリ・ホンダF1から参加することが決定しており、場合によってはF1の残り3戦のどこかでフリー走行1回目に出走する可能性がある。
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