ラリー・モンテカルロでセバスチャン・オジェがフォード・フィエスタWRCで優勝したことは、フォードにWRCへの新たな関心を呼び起こした。フォード・パフォーマンスのグローバル・ディレクターを務めるデイブ・ペリカックは、シーズン開幕戦を訪れ、その勝利を目の当たりにした。フォードのマシンがWRCラリーを勝利したのは、2012年9月に開催されたラリーGB以来のことだった。
フォードは、MスポーツとともにWRCに参戦していたが2012年末に撤退。その後は、Mスポーツにベース車両とエンジニアリング・サポートを提供するに留まっている。しかし、デイブ・ペリカックは、ラリー・モンテカルロで目にしたことに刺激を受け、WRCを将来の計画の一部にしたいと WRC LIVE に語った。「初めてWRCのラリーを訪れたが、素晴らしかった」とデイブ・ペリカックは語った。「我々はこれまで多数の様々なモータースポーツに関わってきた。アメリカのグローバル・ラリークロスや、ケン・ブロックと我々のチームで世界ラリークロスにも挑んでいる。だが、今、私はここにいる。我々はこの部分の計画を進めていくつもりだ」「まったく新しいマシンと新しいルールが実装され、非常に素晴らしいシーズンとなるだろう。セバスチャンが我々のマシンに乗ることは、我々の夢だった。それは我々にとって重要なことだ。とても興奮している」その計画とは、フォードがマニュファクチャラーとしてWRCへ復帰するというと質問されたデイブ・ペリカックは、その可能性を否定しなかった。「我々はここにWRCを見に来ている。我々はマルコム・ウィルソン(Mスポーツ代表)と仕事をしている。彼の仕事ぶりは素晴らしい。我々は、我々が将来的に彼とどのような形で一緒に仕事を続けていくかを見極めるつもりだ」