F1の名場面を刻んだ実使用パーツやサイン入りアイテムが、BUDDSの最新オークション「レーシング・レボリューション:モータースポーツ・タイムド・オークション」に出品されている。レースで実際に使用されたパーツやウェア、伝説的ドライバーのサイン入りアイテムなど、コレクターにとって価値の高い品々が並ぶ。オークションはすでに開始されており、5月5日まで実施される。F1の歴史を象徴する瞬間に触れられる希少な機会として、注目すべき出品アイテムの中から5点が紹介されている。
ウィリアムズ最後のタイトル候補車を物語るフロントウイング2003年シーズンは、少なくとも現時点では、ウィリアムズがF1ワールドタイトルを本格的に争った最後のシーズンだった。ミハエル・シューマッハとフェラーリが支配していた時代の真っただ中で、ウィリアムズBMW FW25は強力な挑戦者として台頭した。ラルフ・シューマッハは初夏に2連勝を飾り、そのポテンシャルを示したが、より強烈な印象を残したのはチームメイトのファン・パブロ・モントーヤだった。モントーヤは残り3戦の時点で、チャンピオンシップリーダーのミハエル・シューマッハに1ポイント差まで迫った。その後、タイヤ規則の厳格化がウィリアムズのサプライヤーであるミシュランに、フェラーリのパートナーであるブリヂストン以上の影響を与え、さらにインディアナポリスでのペナルティも重なったことで、モントーヤのタイトル獲得のチャンスは消えていった。それでも2003年は、ウィリアムズの近代史における象徴的なシーズンとして残っている。今回出品されているフロントウイングとノーズの一体アセンブリーは、その時代を記憶するうえで非常に貴重なアイテムといえる。ジェンソン・バトンのサイン入りヘルメット2009年F1ワールドチャンピオンであるジェンソン・バトンが、2015年に使用したヘルメットデザインの限定レプリカに自らサインを入れたアイテムも出品されている。2015年は、バトンにとってF1フル参戦としては最後から2番目のシーズンとなった。マクラーレンとホンダの再タッグは期待を大きく下回るスタートとなり、フラストレーションや多数のグリッド降格に見舞われたシーズンだった。それでもバトンは、モナコでパッケージ初ポイントとなる8位入賞を果たし、オースティンではシーズン最高成績となる6位を記録するなど、苦境の中で光る瞬間を生み出した。サイン入りヘルメットは、その困難な時代を象徴する記念品として価値を持つ。
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