ウィリアムズF1チームは、2025年イタリアF4選手権チャンピオンである中村紀庵ベルタを、ウィリアムズF1チーム・ドライバー・アカデミーに迎え入れることを発表した。日本とスロバキアにルーツを持つ中村紀庵ベルタは、若手時代から安定感とスピードを兼ね備えた才能を示してきた。7歳でカートを始めると、すぐに国際カートレースへとステップアップし、2021年にはCIK-FIA OKJ世界選手権、2022年にはCIK-FIA OKヨーロッパ選手権を制覇している。
2023年末にシングルシーターへ転向し、F4南アジア選手権でデビュー。初年度からポールポジション2回と表彰台1回を獲得するなど印象的な走りを見せた。続く2024年のフォーミュラUAE選手権では、2勝と6度の表彰台を重ね、着実に実績を積み上げた。そして2025年は大きな飛躍の年となった。中村紀庵ベルタはイタリアF4選手権で9勝を挙げ、シーズンを通して複数回の表彰台を獲得し、チャンピオンの座に輝いた。2026年にはフォーミュラ・リージョナル・ミドルイースト選手権とフォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ選手権に挑戦する予定となっている。ウィリアムズF1チーム・ドライバー・アカデミーの一員として、中村紀庵ベルタはジュニアカテゴリーでの成長を支えるため、チームから包括的なサポートと指導を受けることになる。アカデミーはサーキット内外でドライバーを支援し、トップレベルで戦うために必要なスキルの習得を目指す。近年では、アカデミー出身のフランコ・コラピントがF1レースシートへと昇格しており、育成実績も豊富だ。中村紀庵ベルタは次のようにコメントしている。「今年、ウィリアムズF1チーム・ドライバー・アカデミーに加入できることをとても嬉しく思っています。ウィリアムズは多くの成功を収め、長い歴史を持つチームで、その一員になれたことを誇りに感じています。フォーミュラ・リージョナルでのレースは新たな挑戦になりますが、特に楽しみにしています。僕を信じてくれたウィリアムズの皆さんに感謝していますし、この新しい章をスタートさせるのが待ちきれません。」また、アトラシアン・ウィリアムズF1チームのスポーティングディレクターであるスヴェン・スメーツは、次のように語っている。「この重要なキャリアの節目に、紀庵がウィリアムズF1チーム・ドライバー・アカデミーに加わってくれたことを非常に嬉しく思っている。彼は学習力、適応力、そして最終的に選手権を勝ち取る力を持っていることを示してきた。我々は今季ともに仕事をすることを楽しみにしており、彼がトラックで走る姿を注視していく。」
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