ウィリアムズ・レーシングのチーム代表ジェームス・ボウルズが、来月のF1最終戦アブダビGP後に開催される「Gulf 12 Hours」に参戦することが明らかになった。ボウルズはガレージ59(Garage 59)のエントリーで出走し、12月14日にヤス・マリーナ・サーキットで行われる耐久レースに挑む。ボウルズが競技レースに出るのは2022年以来。当時もガレージ59でアジアン・ル・マン・シリーズに参戦していた。
2023年初頭にウィリアムズのチーム代表職に就いて以降はF1業務に専念していたが、今年も継続的にガレージ59とテストを重ねており、今回ついにレース復帰を果たす。マクラーレンGT3 EVOをシェア「再びドライバーとして戦えるのは楽しみ」ボウルズはアレクサンダー・ウェスト、マーク・サンサム、マルコ・プルチーニとともにマクラーレンGT3 EVOをシェアする。「再びレース用のヘルメットをかぶれる機会は本当に嬉しい。ガレージ59とは2022年に一緒に戦ってよく知っているし、Gulf 12 Hoursは非常に競争力の高い素晴らしいイベントだ」とボウルズは語った。「アレックス、マーク、マルコとクルマを共有できるのは喜びだし、またドライバーとしての視点でレースを経験できるのを楽しみにしている」元メルセデス戦略責任者ならではの視点にチーム代表も期待今回のボウルズ参戦にあたり、ガレージ59のアンドリュー・カーカルディは再タッグを歓迎している。「2022年のアジアン・ル・マン・シリーズでは、ジェームスとの仕事は本当に楽しかった。彼のアプローチ、プロ意識、そして戦略に関する深い知識は、我々にとって素晴らしい経験だった。Gulf 12 Hoursで再び彼と協力できることをうれしく思うし、アブダビでどんな成果を挙げられるか楽しみだ」F1関係者の参戦は近年増加傾向Gulf 12 Hoursには、近年F1関係者の参戦が続いている。2022年大会ではケビン・マグヌッセンが父ヤンと組んで出場し、総合7位でフィニッシュしている。ボウルズの参戦は、F1チーム代表がドライバーとしてレース現場に戻るという珍しいケースであり、F1最終戦直後の注目イベントとなりそうだ。
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