ウィリアムズF1は、元フォルクスワーゲンのモータースポーツ責任者であるスベン・スメーツがスポーティングディレクターとしてチームに加入したことを発表した。ベルギー出身のスベン・スメーツ(49歳)は、ウィリアムズF1のCEOであるヨースト・カピートがフォルクスワーゲンのモータースポーツ部門の指揮を執っていたときに、その下で働いていた。
今年初めにフォルクスワーゲンのレーシング部門から現在のウィリアムズF1のテクニカルディレクターを務めるフランソワ-グザビエ・ドゥメゾンを引き抜いたヨースロ・カピートは、スベン スメーツに「FIA、他のチーム、モータースポーツ協会に関連するすべてのスポーツ問題におけるスポーツガバナンスとチームの代表」を任せると説明。また、スベン・スメーツは「レースチームの全体的な説明責任」を引き受け、現在ジャック・エイトケン、ロイ・ニッサニー、ジェイミー・チャドウィックを含むウィリアムズのドライバー・アカデミーも監督する。「ヨースト・カピート、フランソワ-グザビエ、ウィリアムズ・レーシング管理チームと協力して、スベンはチームが成功するための最適な文化、リソース、環境を確保する」とウィリアムズF1はウェブサイトでスベン・スメーツの略歴を紹介した。スベン・スメーツは、2013年のWRC(世界ラリー選手権)でフォルクスワーゲンの管理職に就く前に、ラリーの世界でナビゲーターとしてモータースポーツのキャリアをスタートさせた。しかし、2016年にヨースト・カピートがマクラーレンに移籍すると、スベン・スメーツはフォルクスワーゲンのモータースポーツ部門の管理を引き継ぎ、4年間のそのポジションを務めた。