元ウィリアムズとフェラーリでエンジニアを務めたロブ・スメドレーは、2019年のF1世界選手権で“エキスパートテクニカルコンサルタント”としてF1で仕事をすることになった。フェラーリでフェリペ・マッサのエンジニアを含めて10年間を過ごしたロブ・スメドレーは、その後マッサとともにウィリアムズに移籍。車両パフォーマンス責任者を務めた後、昨年末で5年間過ごしたウィリアムズを退職していた。
当時、ロブ・スメドレーは、今後もF1に携わることを見据えていると語っていたが、今週、F1の内部で仕事をすることが発表された。F1のテクニカルマネージャーであるロス・ブラウンとの面談の後、ロブ・スメドレーの採用が決定。F1の公式サイトによると“すべてのプラットフォームにわたり、F1の取材に専門家の声を加えるために20年間のスポーツでの経験を生かしていく”という。「F1の技術的側面に関して首尾一貫したメッセージを伝えていきたい。イベントがどのように展開され、人々がなぜ特定の決定を下したのかなどを様々なプラットフォームで伝え、F1のより良いストーリーを伝えていきたい」とロブ・スメドリーは語る。「F1の内面の美しさを観客とファンにもたらすことが本当に重要だ」「ロスとの会話では、非常に豊富な技術的な内容、データ、チームの運営方法、そして実際には決して伝えられないことなどの意見が出た。それらはストーリーの一部であり、F1を支えるものだ。実際、それはF1ファンが決して見ることできない、もしくはほとんど目にできていないことだ」「我々の目の前にはそれをある程度のレベルでまとめる機会がある」