ウィリアムズは、テストドライバーのニコ・ヒュルケンベルグが来年のシート候補であることを正式に認めている。過去2年間ウィリアムズのテスト兼リザーブドライバーを務めたニコ・ヒュルケンベルグは、現在GP2に参戦しており、来週のイタリアGPでGP2タイトルに王手をかけている。「ニコは、我々の来年のドライバーリストに載っている」とウィリアムズのテクニカルディレクターであるサム・マイケルは語る。
「しかし、多くのドライバーが我々のドアをノックしている」「現在、それは内部的な議論の的であり、我々は数週間か数ヶ月以内に決定する必要がある」「我々には長期的な契約があり、実行するどうか決めなければならない」ニコ・ヒュルケンベルグは、2007年12月に初走行を行ったあと、過去2年間ウィリアムズで定期的にテストに使われており、チームの評価は高い。ニコ・ヒュルケンベルグは、シーズン前のテストで丸3日間走行を行っており、2009年マシンで走行を行った数少ないドライバーの一人でもある。「彼は確かに非常に速い。彼はF1ルーキだが、GP2に関してはそうではない。彼は我々が長年追いかけてきた人物であり、長い間関係を築いている」ウィリアムズの現在のドライバーであるニコ・ロズベルグは、今シーズン末にチームとの契約が満了。ウィリアムズはロズベルグの残留を願っているが、ロズベルグはマクラーレンと交渉を行っている。また、ウィリアムズが、今シーズン限りでトヨタとのエンジン契約を終了した場合、中嶋一貴はチームを離れることが予想される。しかし、ウィリアムズは、2010年も中嶋一貴を保持することを否定してはいない。