ウィリアムズは、2018年F1マシン『FW41』の危機的状況を打破するためにパワーユニットの供給元であるメルセデスに救いの手を求めていると報じられている。現在、ウィリアムズの技術最高責任者を務めるパディ・ロウは、2016年までメルセデスの技術責任者を務めていた。
パディ・ロウが本格的に設計の指揮を執ったFW41は、現在グリッドで最も遅いマシンと評価されており、ウィリアムズは3戦を終えた時点でポイントを獲得できておらず、コンストラクターズ選手権で最下位に沈んでいる。Auto Motor und Sport は、ウィリアムズFW41の最大の問題は冷却システムにあると報じている。「パディ・ロウは、前所属チームのメルセデスの冷却システムをコピーしたかったが、そのコンセプトは非常に複雑であり、ウィリアムズがミスを犯したのは明らかだ」と同紙の記者を務めるミハエル・シュミットは伝えている。「今後はボディーワークを完全にやり直すしかなく、そうすると多くのダウンフォースが犠牲になる」匿名のウィリアムズのエンジニアは「もし冷却の問題を解決することができれば、それだけでコンマ8秒は速くなるだろう」と語っている。F1中国GPが行われた上海のパドックでは、ウィリアムズの大口スポンサーとして知られるランス・ストロールの父ローレンス・ストロールとメルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフが話しこんでいるところが目撃されている。
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