ウィリアムズが、2018年のドライバーとしてロバート・クビサと契約したと報じられたことを受け、チームはそれを否定する声明を出すに至った。ウィリアムズは、今年のドライバーを務めたフェリペ・マッサが引退を表明。後任として名前が挙げられているロバート・クビサは、先月2014年F1マシンで2度のテストを行っており、アブダビGP後のピレリのタイヤテストで走ると報じられている。
今週、ロバート・クビサがウィリアムズと2018年の契約を締結し、F1アブダビGPの週末に発表されると海外メディアがこぞって報じた。契約は2年契約だという詳細な報道もある。しかし、ウィリアムズは、声明を発表し、2つ目のシートについてはまだ何も決定していないと否定に動いた。「クビサとの交渉は続けられているが、まだ誰がマッサの後任を務めるかどうかはまだ決定していない」とウィリアムズはコメント。「発表するものがあれば発表するが、今週末のアブダビでは何も計画されていない」2011年にラリーでの事故に腕に重傷を負い、シングルシーターでの有望なキャリアが断たれていたロバート・クビサだが、今年6月にバレンシアで事故以来6年ぶりとなるF1テストをルノーとともに実施した。ロバート・クビサは、ルノーの2018年のドライバー候補に挙げられていたが、ルノーはカルロス・サインツとの契約を決断。その後、ウィリアムズのドライバー候補として報じられるようになった。9月には元F1ワールドチャンピオンでウィリアムズとコネクションがあるニコ・ロズベルグが、ロバート・クビサのマネジメントチームに加入し、2018年のクビサのF1復帰を支援していいる。ウィリアムズのドライバー候補には、ポール・ディ・レスタ、パスカル・ウェーレイン、ダニール・クビアトの名前も挙げられているが、ロバート・クビサが最有力候補だと考えられている。フェリペ・マッサも候補者だったが、ウィリアムズが2018年のシートを彼に保証しなかったことで引退を決断している。