ウィリアムズは、チームのドキュメンタリー映画を今夏に公開することを発表した。英国アカデミー賞テレビ部門を受賞したモーガン・マシューズが監督を務めるこの作品は、1977年にフランク・ウィリアムズとパトリック・ヘッドが新チームを設立してF1に参戦から現在までを描いたドキュメンタリー映画。
原作は1991年に発売されたバージニア・ウィリアムズ夫人の著書“A Different Kind of Life”。F1チーム代表の妻としての目線で、ウィリアムズの歴史や家族の絆を綴っていく。映画では、伝説的なレース映像やパトリック・ヘッド、ジャッキー・スチュワート、ナイジェル・マンセル、ネルソン・ピケのインタビュー、舞台裏で進められていないこれまで公開されることがなかった事実が明かされるという。フランク・ウィリアムズは「私がモーターレースの一員であることを楽しんできたように、ファンが映画を楽しんでくれることを期待している」とコメント。「チームの裏方の人々、そして、私のファミリーがこの物語の真のヒーローになったことをうれしく思う」現在、副チーム代表としてチームを運営している娘のクレア・ウィリアムズ「この映画は父の人生における2つの素晴らしい愛の物語です」とコメント。「フランクのモーターレーシングへのピュアな情熱は誰もが知るところですが、私の両親の結婚にまつわる素晴らしいストーリーや、チーム遍歴の浮き沈みの間にその2つがどのように共存していたはあまり知られていません。私の母がチームの成功においてどれくらい助けになったか、またチームが歴史を刻んでいくなかで、家族、そして、最終的にはビジネスを守った彼女の勇気に光を当ててもらえたことを嬉しく思います」「我々はこの映画の逆境に直面した際に人間の精神が成し遂げられる力についての不朽のメッセージを本当に誇りに思っています。私が両親の物語にインスパイアされたように、多くの人々が元気づけられることを願っています。ですが、私の父は自分たちの過去に誇りを持つだけでなく、将来に備えることを望むでしょう。最もエキサイティングな部分は、フランクのレガシーの上にウィリアムズの物語の新たな章を築いていく我々の計画です。それは我々が勢いよく進めていることです」ウィリアムズは、7月11日(火)にロンドンのカーゾン・メイフェアで映画のワールドプレミアを実施。カーソン・アーティフィシャル・アイとマルティーニが主催するこのワールドプレミアにはクレア・ウィリアムズや新旧ウィリアムズドライバーが出席し、チームを象徴する2台のマシンが展示される。その後、8月4日(金)から一般公開とカーゾン・ホーム・シネマでの配信が開始される。クレア・ウィリアムズは「レースをするという夢をもった一人の男の恐れを知らない探究心が人々の心を掴み、我々のファンを感動させることを願っています。彼らはスポーツをあるべきものに作り上げてきた人々ですし、それはウィリアムズが決して忘れることのなかったことです。これは彼らのチームの真の物語です」と締めくくった。
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