ウィリアムズは、低速サーキットに苦しみ続けているが、そのために高速サーキット向きのF1デザイン哲学を変更する計画はないとパフォーマンス責任者のロブ・スメドレーは語る。前戦モナコGPでは、低速でのパフォーマンス不足が露呈。フェリペ・マッサの10位入賞による1ポイントしか獲得できなかった。
しかし、ロブ・スメドレーは、そのような特性のサーキットはカレンダーでもごくわずかであり、ウィリアムズはそのようなレースで苦戦することを受け入れており、もっと大きな全体像に集中していると語る。「我々は常に高速サーキットや高い平均速度と良い関係にある」とロブ・スメドレーはコメント。「それが我々がこのクルマの開発で目論んでいることであり、我々が開発を続けていく部分だ」「それははモナコやシンガオールなどの効率レベルに沿って開発するよりも、より多くの利益を与えてくれると我々は考えている」「モナコのような場所に行ったときは、それらがウィリアムズにとって素晴らしい場所ではないだろうことを認めなければならない」「だが、カナダ、シルバーストン、オーストリアのような場所に行くときは、フェラーリ勢やレッドブル勢により近づき、彼らに挑戦するために利益を得たいと思っている」