ウィリアムズのパフォーマンスエンジニアリング責任者を務めるロブ・スメドレーは、今季のピットストップ時間が大幅に向上したことで、ピットウォールからよりアグレッシブな指示ができると自信を持っている。 ウィリアムズは、2016年開幕4戦のすべてで最速ピットストップ時間を記録しており、中国GPでは2.10秒というピット作業でフェリペ・マッサをコースに送り出した。
昨年までの数シーズンはこのエリアに苦戦してきたウィリアムズだが、ロブ・スメドレーはそこを改善できたことで意思決定にポジティブな影響があったと述べた。 「まさに今年はそれが助けになっている。あるべきレベルに達しているし、そのことがレースや戦術決定に役立っている。ピットストップで惨状が起こっていないので、レース結果にとって素晴らしい後押しだ」 このことでピットウォールの自信が高まったかと質問されたロブ・スメドレーは「もちろんだ」とコメント。「戦術を決定するのにとても役立っている。全てのエリアでわれわれは改善しており、ピットストップ中にコミュニケーションを取っており、以前よりも全てのエリアで自動システムがかなり増えた。我々はリアルに21世紀に突入したといったところだ」 「アグレッシブになり、その決断が正しいと思っている際に、決定する助けになっている。“ピットストップがうまくいってくれ”などと脳裏をよぎることはない。ピットストップが問題ないという仮定があれば、戦術の決断や、これが正しいラップなのかどうかが重要になる」 ロブ・スメドレーは、ウィリアムズがバルテリ・ボッタスをルイス・ハミルトン(メルセデス)の1周前にピットインさせることで前をキープしたF1ロシアGPがその良い例だと述べた。 「バルテリ対ハミルトンがそうだった。彼らはすぐ次の周にピットに入っているので、ハミルトンはあのラップでスピードを上げ、タイヤを使い切ったと思う。その次の周に彼らはピットインし、我々をパスしようとした」 「これが去年であれば、3.5秒のピットストップになり、我々が後ろになったに違いない。だからこそ、レースの役に立っているが、これは他のものと比較して最小限の要件だ」
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