ウィリアムズは、F1マレーシアGPのフリー走行1回目でフェリペ・マッサが許可された時間外にタイヤセットを使用したとして執行猶予付きの10000ユーロ(約130万円)の罰金を科せられた。ドライバーには、初日のフリー走行の最初の30分でのみ使用できるタイヤが各1セットずつ与えられる。1回目のフリー走行を11番手タイムで終えたフェリペ・マッサは、指定された30分の時間以降にそのタイヤセットを使用。FIAは、不注意だとするウィリアムズの主張を認めた。
「競技者は違反を認め、軽減しようと求めた」とFIAは声明で発表。「事実を考慮し、スチュワードは違反が不注意であり、結果としてアドバンテージを得られなかったことを認める」「そういった事情で、スチュワードは執行猶付きの罰金が適切であると決定した」「ペナルティは、残りのシーズンで競技者が同じような違反を犯さない限り、執行が猶予される。この罰金はさらなる違反で予断なくすぐに支払うべきものになる」昨年のF1オーストラリアGPのフリー走行1回目には、トロ・ロッソがジャン・エリック・ベルニュで同じ違反を犯して類似したペナルティを科せられている。