ウィリアムズは、2015年F1マシン『FW37』が先代マシンのロードラッグ特性を維持していると述べた。昨年、ウィリアムズは、FW36で定期的にスピードトラックのトップを記録。そのトップスピードを勝利に変えるだけの予選ペースは持ち合わせなかったが、ウィリアムズは、その特性を新車FW37でも維持することが適正だと考えている。
テクニカルディレクターを務めるパット・シモンズは「昨年、我々が考える目標ドラッグレベルは、かなり適切だった」とコメント。「それは我々に非常に良いレーシングカーを与えてくれたし、シーズン末までには予選でもとても良くなっていた」「我々はシミュレーションを通してそのような目標を設定した。シミュレーションは、一年毎だけやり直すものではない。自分たちがどの位置にいるかをチェックするために比較的連続して行われる」「我々はFW36を設計する際にそのシミュレーションに従った。それがうまくいったので、我々はFW37でもそれらの技術をほぼ維持した」パット・シモンズは、トップスピードを維持することで、ウィリアムズを優勝争いに置いてくれることに期待している。「競争力は相対的なものだ。我々がステップを果たしたのは確かだが、ライバルが何を成し遂げたのかはまだわからない」「少なくとも、我々がフィニッシュした位置で終えられることを願っている。昨年の我々の開発レートは特に誇りに思う部分だ。我々はライバルと比較してクルマに多くのパフォーマンスを加えた」「我々はそれをするために同じ哲学を適用しているし、そうだね、戦える場所に行きたいと思っている」