ウィリアムズは、2013年度の決算で25%の収入増があったことを報告したが、そこには昨年末のパストール・マルドナドの離脱に伴うPDVSAとの契約解除の違約金が役に立ったようだ。昨年末、パストール・マルドナドは厳しいシーズンを過ごしたウィリアムズを離脱してロータスに移籍。マルドナドを後援するベネズエラの石油会社PDVSAとウィリアムズの5年間のスポンサーが早期に解消されることになった。
ウィリアムズは2日(金)に2013年度の決算報告書を公表。シーズン自体は不振に終わったにも関わらず、2,000万ドル(約20億4,300万円)の利益があったことを明かしている。Telegraphによると、ウィリアムズの決算にはベネズエラのPDVSAが支払った契約終了時の支払金が含まれているという。一年前のウィリアムズは800万ドル(約8億1,400万円)の損失を報告していたが、同紙はPDVSAの支払額が「およそ2,500万ドルだと考えられている」と伝えいる。ウィリアムズのチーム代表フランク・ウィリアムズは声明のなかで「チームにとってレーストラックでの2013年は厳しいシーズンだったが、我々はウィリアムズ・グループにとってかなり見通しの明るいこの時に1年を通したこれらの結果を報告する。我々は良い形で2014年のF1シーズンをスタートさせ、パフォーマンスを改善し続ける自信を持っている」との述べた。「冬の数カ月を通じて商業面で良い進展があり、ウィリアムズは熱狂的でとても忠実なパートナーやファンたちを魅了し続けている」「これらの年次業績はわれわれが財政上の責任を持てる形でのビジネスの管理を継続し、成長を続ける基盤をもたらしたことを表している」ウィリアムズは、今年、マルティーニとタイトルスポンサー契約を結び、ウィリアムズ・マルティーニ・レーシングとして好調なシーズンスタートを切っている。