ウィリアムズの副チーム代表クレア・ウィリアムズは、メルセデスへのF1エンジンの切り替えは、運ではなく、目先が利いた判断だったと主張する。目下、ウィリアムズはメルセデスに最も近い挑戦者と目されており、開幕戦ではフェリペ・マッサの1周目のクラッシュリタイアとバルテリ・ボッタスのウォールへの接触がなければ、表彰台フィニッシュの可能性もあったと考えられている。
その原動力となっているのが、昨年ルノーからメルセデスにエンジン供給元を変更したことが大きい。ウィリアムズは、メルセデスと7年契約を結んだとみられているが、ウィリアムズは慎重な検討の結果であると述べた。「我々はルノーとの2年目でしたし、彼らとは長い歴史があります」とクレア・ウィリアムズは説明。「ですが、レギュレーションが変更になり、我々はルノーや他のエンジンメーカーがどこに進んでいるかを確認するために大きな努力が必要でした」「昨年前半には、彼らが開発のどの段階にいるかは明らかでしたし、我々はそれについてルノーとメルセデスの両方と話をしました。そして、我々はメルセデスで行くという決定をしました」「それは本当に意識的な決定でした」ウィリアムズは、メルセデスのモータースポーツ責任者であるトト・ヴォルフも決定において役割を果たしたことを明らかにした。「我々はメルセデスに彼がいることの恩恵を受けました。彼はまだウィリアムズの株主ですし、我々は彼と情報交換することができました」