ウィリアムズは、マイク・コフランが6月からチーフエンジニアとしてチームに加入することを発表した。ロータスでF1キャリアをスタートしたマイク・コフランは、その後チーフデザイナーまで昇格。2002年にマクラーレンにチーフデザイナーとして加わるまで、ティレル、フェラーリ、アローズで働いていたが、2007年の“スパイゲート”事件によりマクラーレンを辞職し、F1を離れていた。
フランク・ウィリアムズ「マイク・コフランは、F1と民生および国防エンジニアリングにおいて幅広い経験を持つ優秀なエンジニアだ。彼は、自らが間違いと認め、深く後悔している行為のため、2007年にF1を離れた。スポーツからの2年間の追放処分は少し前に終了しており、現在、マイクは再び自分自身を証明する決意を固めている。ウィリアムズは、彼にその機会を与えられることを嬉しく思っている。そして、グリッド先頭に我々を返り咲かせることを助けてくれる優秀で競争力のあるエンジニアを起用できることに非常に満足している。これは我々の技術部門の再建と強化の第一歩である。進展があれば次のステップを発表する予定である」マイク・コフラン「この機会を与えてくれたウィリアムズに感謝している。2007年の経験は私の人生を変えた。それ以来、私は自分のスキルを兵士を安全に輸送することを目的にするオセロット車両の設計に活用してきた。またマイケル・ウォルトリップ・レーシングでの時間も楽しんだ。彼らは優秀なレースチームで、彼らの今後の活躍を祈っている。今は私が愛するスポーツに復帰し、長年称賛してきたチームに加わることを楽しみにしている。常にウィリアムズの代名詞だった倫理基準を尊重しつつ、この身をチームと競争力の復活に捧げたい」