ニコラス・ラピエールが、2017年のトヨタのル・マン24時間レースで、ステファン・サラザン、国本雄資とともに3台目のトヨタ TS050ハイブリッドを走らせると報じられている。フランスのメディアは、2012年から2014年中盤までトヨタからWECに参戦していたニコラス・ラピエールがトヨタに再加入する契約を結んだと報道。
トヨタは、ル・マン24時間レースを3台体制で挑むことを発表しているが、3台目のドライバーはステファン・サラザンしか発表されていない。当初は、スーパーフォーミュラのチャンピオンである国本雄資、そして、トヨタの育成ドライバーである平川亮が3台目のドライバーを務めると報じられていた。しかし、4月1日にモンツァで行われるWECプロローグ(公式テスト)と同日に開催されるスーパーフォーミュラの合同テストのエントリーリストには、国本雄資の名前はないものの、平川亮はTOM'Sのドライバーとしてエントリーされている。トヨタは、他のカテゴリーに参戦させるドライバーであっても、モンツァでのWEC公式テストを優先させると主張しており、実際に中嶋一貴と小林可夢偉はスーパーフォーミュラのテストには参加しない。国本雄資は、アラゴンで行われたテストで、ステファン・サラザンよりも速いラップを刻んだとされている。一方、今年、Gドライブからヨーロピアン・ルマン・シリーズに参戦する平川亮は、ドラゴン・スピードのオレカ07でル・マン24時間に参戦すると見られている。トヨタは、モンツァテスト前日の31日(金)に9名のドライバー全員とともに2017年型のTS050ハイブリッドを発表する。【WEC】 トヨタ、国本雄資とニコラス・ラピエールの起用を正式発表