TDSレーシングは、2017年シーズンにWECのLMP2クラスでGドライブの1台のクルマの運営を担うことになった。ELMSのフロントランナーであるTDSレーシングは、昨年11月にマシュー・バシヴィーレ、エマニュエル・コラード、フランソワ・ペロードを擁してオレカ07で2017年のWECのLMPクラスに参戦することを発表しており、Gドライブのエントリーのために2台目のクルマを追加することになる。
昨年のWECでは、JOTAスポーツがGドライブのプログラムを運営していた。JOTAスポーツはシリーズへの参戦を続けると見られているが、まだプログラムは発表されていない。Gドライブは、2017年のドライバーとして、ロマン・ルシノフ、そして、長年TDSレーシングで戦ってきたピエール・ティリエを起用することを発表。もう一人のドライバーは“F1経験のある数名のドライバーと交渉していると述べた。2015年にサム・バード、ジュリアン・カナルとともにWECでLMP2チャンイオンを獲得したロマン・ルシノフは、シルバーではなく、ゴールドに分類された。各ドライバーは戦績によりプラチナ、ゴールド、シルバー、ブロンズに分類され、LMP2はシルバーまたはブロンズのドライバー1名の参加が義務付けられている。ピエール・ティリエは、TDS/Gドライバーの義務的なシルバーにランク付けされたドライバーとなる。ロマン・ルシノフは「今年、最高のゴールドを狙って全てのパーツをまとめることは簡単でな仕事ではなかった。テクニカルレギュレーションが変更になり、新しいプロトタイプのマニュファクチャラーとエンジン供給元を探さざるを得なかった」とコメント。「僕たちは過去6ヵ月間これに取り組んできたし、新しいオレカモデルに決まった。僕たちはこれが最速のマシンだと信じているし、シーズン開幕にむけて楽観的だ。狙うは勝利だけだ」