マーク・ウェバーは、マックス・フェルスタッペンがF1を去ることはスポーツ全体にとって大きな損失になると語り、F1、リバティ・メディア、そして各チームもその重要性を理解しているはずだと強調した。2026年F1シーズンは、新レギュレーションへの不満を背景にフェルスタッペンの将来が大きな話題となっている。フェルスタッペンはレッドブルと2028年末まで契約しているものの、契約には複数の離脱条項が含まれているとされ、成績次第では今季終了後に離脱できる可能性も取り沙汰されている。
フェルスタッペンの存在はF1全体に不可欠ウェバーはRacingNews365に対し、フェルスタッペンのような存在はF1に必要不可欠だと語った。「当然、レッドブルはマックスに残ってほしいと思っている。それは簡単に予想できることだ」「スポーツ全体を見れば、彼のような人物、フェルスタッペンのようなキャラクターこそ、このスポーツに必要な存在だ」「我々にはこういう人間が必要だ。人々はマックス・フェルスタッペンを見るためにテレビをつける。リバティもそれを分かっている。チームも分かっている。彼は重要な存在だ」さらにウェバーは、フェルスタッペンが他のドライバーたちのレベルを押し上げていると指摘した。「マックスをF1に留めることは本当に重要だ。彼はグリッド上のすべてのドライバーを引き上げている。それこそがF1だ。常にレベルを引き上げられ続けなければならない」「ラファエル・ナダルとロジャー・フェデラーの関係のようなものだ。ラファがいなければロジャーは成長し続けられたか? 逆も同じだ。眠れない夜を与えるライバルが必要で、フェルスタッペンは長年それをやってきた」2026年F1規則への不満は消えていないフェルスタッペンは、2026年F1レギュレーションの電力依存型パワーユニットに強い不満を抱いている。F1とFIAはマイアミGP前にエネルギー運用ルールの修正を実施したが、本人の評価は変わらなかった。フェルスタッペンは、コーナーで速く走るほどストレートで不利になる現在の特性について「罰を受けているようだ」と不満を口にしている。一方で、マイアミGPではレッドブルが7つのアップグレードを投入。フェルスタッペンは扱いやすさが改善されたRB22で予選2番手を獲得し、決勝でも今季ベストとなる5位を記録した。しかし、根本的な懸念は解消されていない。「僕のクルマは少し良く走るようになったけど、レギュレーションについて前に言ったことは今も同じだ」「まだ、速く走るために場所によって少し遅く走らなければならない。僕が見たい形ではない」「コーナーを速く抜ければ、その次のストレートで遅くなる。そういうものではないはずだ」夏休み時点の順位が鍵にフェルスタッペンは現在ランキング7位で、2位との差は54ポイント。報道では、夏休み時点でランキング2位圏外だった場合、8月から10月の間に契約解除条項を行使できるとされている。そのため、レッドブルだけでなくF1全体が今後の規則調整や競争力改善に注目している状況だ。ウェバーは、フェルスタッペンがもしモチベーション低下を感じるなら、自ら将来を決める権利があるとも認めている。「彼にとって刺激が減ってきているなら、彼には選択する権利がある」「彼には途方もない実績がある。毎年結果を出し続けてきた。それが彼に選択肢を与えている」レッドブルは後継候補も模索レッドブルはフェルスタッペン残留を望みながらも、万が一に備えた動きも進めている。候補として再び名前が挙がっているのがオスカー・ピアストリだ。マクラーレンは2025年3月に2028年までの契約延長を発表したが、その契約にも離脱条項が含まれているとされる。さらにカルロス・サインツの名前も浮上しているが、レッドブル首脳陣はリアム・ローソンのような内部昇格を望んでいるとも報じられている。フェルスタッペンの将来は、単なるドライバー移籍市場の話題にとどまらず、2026年F1レギュレーションの評価、そしてF1というスポーツの魅力そのものに直結するテーマとなっている。
全文を読む