ヴァージン・レーシングのテクニカルディレクターを務めるニック・ワースは、今週のヘレステストで続いたハイドロリック系のトラブルにより、テストプログラムに遅れが生じていることを認めた。ニック・ワースは、バルセロナテストに新しい空力開発を持ち込むつもりだとするも、4日間のヘレステストでヴァージンはティモ・グロックとルーカス・ディ・グラッシ合わせて144周しか走行することができず、最終テストには信頼性の作業に集中しなければならないと語る。
「テストで悩まされたハイドロリック系の問題を解決するために最大限の努力をしたが、利用できるパーツでフィールドで使用できるようにはできなかった」「問題は、ハイドロリックオイルを失い、走行できる周回が限られたことことだ。バルセロナテストのためのアップデートパーツが届くのを楽しみにしているし、問題が完全に解決されるのを期待してる」「信頼性の作業への集中を続ける必要があるが、バーレーン仕様のエアロアップデートを導入したい。修正されたプログラムによって、開幕戦にむけて完全なエアロ装備を受け取ることになるだろう」テストには遅れが生じたが、ニック・ワースはVR-01のペースは非常に楽観的ななものだったと語る。「それらの問題に関わらず、実際に多くのレース準備を達成できたことはポジティブなことだし、最小限のセットアップ変更と開発でのマシンのポテンシャルには満足してる。かなりの燃料量でも一貫した走行ができたと思う」「実際、我々のラップタイムは予選の燃料搭載量ではなかったので、特定の部分を見劣りさせるフラストレーションは溜まっていないし、全体的に開発プログラムは励みになるスタートとなった」