元F1ワールドチャンピオンのジャック・ヴィルヌーヴが、ロバート・クビサのF1復帰について発言した内容に非難の声が挙がっている。多くの人はロバート・クビサのF1復帰を素晴らしいストーリーだと捉えており、ジャック・ヴィルヌーブもそれが偉大な功績であることを認めているが、競技という点ではF1にとって相応しくないメッセージだと語っていた。
「スポーツにとって良いことではない。F1はレースの頂点でなければならない。キングクラスだ。そういった意味で、障害を抱えた者が参加できてしまうことはスポーツにとって良いことではないと思う。F1はヘビーなものでなければならず、難しく、ほぼ手が届かない存在でなければならない。ロバート・クビサの復帰は正しいメッセージではない」元F1ドライバーのルーカス・ディ・グラッシは、このジャック・ヴィルヌーヴの発言を“不条理”だと非難した。「人間は能力によって定義されるべきであり、障害によって定義されることは決してあってはならない」とルーカス・ディ・グラッシは自身の公式Twitterでコメント。「クビサは、信じられないほどの歴史を持ったか回復の一例だ。シーズン終了時に結果がそれを物語るだろう」しかし、オランダ人レーシングドライバーのトム・コロネルは、ロバート・クビサについて「彼は優れているが、F1には十分ではない」とも語っている。関連:ジャック・ヴィルヌーヴ、ロバート・クビサのF1復帰に苦言