F1は、2020年に初開催されるF1ベトナムGPの舞台となるハノイ市街地コースの新たなレンダリング画像を公開。マネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、素晴らしいレースを生み出すために初めてゼロから完全に設計したサーキットだと自信をみせる。ロス・ブラウンは、ハノイ市街地コースについて、ホイール・トゥ・ホイールのバトルを展開するレイアウトを作成するために多くの調査と分析を行ったと語る。
「我々はサーキットについて多くの仕事をしている」とロス・ブラウンは語る「ベトナムは、素晴らしいレースサーキットになるようにゼロから設計された最初のものになる。どれくらい成功するか見てみるつもりだ。100%というものはない。1つか2つの間違いを犯すことになるかもしれない。だが、それは我々が望む種類のサーキットを作り出すことに大いに役立つと思う。我々はベトナムから学び、次のことをしていく」「すべてのトラックを同じにしたくはない。素晴らしいレーシングサーキットを持っていたとしても、まったく同じテンプレートを使えば、それは信じられないほど退屈なものになるだろう。各国にアイデンティティを持たせたい。我々はサーキットがユニークであることを望んでいる。ベトナムは、半分が都市、半分がレースサーキットになる。本当にエキサイティングだと思う」F1は2021年に大きな変化をもたらす作業を続けており、ロス・ブラウンは今後もF1の“オーバーホール”は進化し続けていくと語る。「これからもっと良い場所が出てくると思うが、これはワンストップ・ショップではないと強調したい。これが一連の解決策というわけではない。歩み寄り、どうなるか見ていく。我々はより良い場所に自分自身を置き、それから我々がF1が必要としていると信じるものを与え続けるために調整と開発を続けていく」「チーム全体で物事をもっと実行可能なものにしていく必要がある。我々はより拮抗したグリッドを必要としている。それはファンをもっと楽しませると信じている。もっと速いレースができるマシンが必要だ。そして、我々は良いレースを提供するサーキットを必要としている」