セバスチャン・ベッテルは、フォーミュラEでのレース復帰にむけて交渉中であるとの報道を否定した。4度のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルは、2022年シーズン終了をもってF1グリッドから去り、レース界で最も成功したキャリアのひとつに幕を下ろした。最近、ベッテルがフォーミュラEでコックピットに戻るのではないかという噂が浮上した。
ABTクプラのチーム代表であるトーマス・ビアマイヤーは最近、来年のドライバーのひとりは「環境に配慮し、持続可能な活動を多く行っている」人物になるだろうと語った。また、ビアマイヤーは、それが「元ドライバー」であり、シートは「スイスに行く」かもしれないと付け加えた。36歳のベッテルは環境保護を提唱しており、スイスにも住んでいることから、彼が指しているのはベッテルではないかとの憶測を呼んだ。しかし、ベッテルはその可能性を否定している。「僕はABTクプラやほかのチームとフォーミュラEで走る交渉を行っていない」とベッテルはMotorsportスペン版に語った。 「そのようなことは言ってないし、現時点ではモータースポーツへの復帰を考えていないことを明確にしたい」ベッテルがフォーミュラEに参戦する可能性が浮上したのは今回が初めてではなく、創設者のアレハンドロ・アガグは今年初めにベッテルと交渉を行ったと述べていた。「私はセバスチャンにフォーミュラEに来るよう説得してきた」とアガグは語った。「彼は忙しいし、将来の仕事も決まっていると思うと聞いている」「彼はサステイナビリティにとても熱心で、私たちが共有している多くの価値観にとてもコミットしている。我々は適切な時に適切な場所にいなかったのだ!」