セバスチャン・ベッテルは、アストンマーティンF1でレースをすることを納得して受け入れるまでF1引退に“近づいていた”と明かした。今シーズン限りでフェラーリF1からの離脱が決定していたセバスチャン・ベッテルは、F1トスカーナGPに先駆けて9月10日(木)に2021年からアストンマーティンF1と複数年契約を結んでF1を継続することを発表した。
しかし、セバスチャン・ベッテルは、将来のために何がベストかを決断するのは簡単なことではなかったと認め、F1続けることと引退することとの間で長所と短所を比較検討していたと明かした。F1引退にどれくらい近づいていたかと質問されたセバスチャン・ベッテルは「近かった。どれくらい近づいていたかはわからないけどね」とコメント。「多くのことを考えていたという点で近づいていたし、何が自分にとってベストかという点を第一に考えなければならなかった」「今は決断したことが自分にとってベストだと信じているし、それを証明することを楽しみにしている」セバスチャン・ベッテルは、アストンマーティンF1にコミットすることは簡単な決断ではなかったと説明。移籍を納得させた主な要因のひとつは、予算上限を含めた競争の平準化を目的としたレギュレーション変更だったと語った。「ここ数週間、数か月は僕にとってかなり激しい期間だったし、簡単な決断ではなかった」とセバスチャン・ベッテルは説明。「僕にとってはこれまでとは異なる新しい状況だし、初日から言ってきたように、本当に魅力的なものがあるなら、F1に残りたいと思っていた」「今年のチームのパフォーマンスがどんどん明確になってきてとても励みになった。それ以上にレギュレーションがもっともっと平等な競争の場に進んでいることを期待している」「チームにとって他チームと同じ金額を費やして自分たちに何ができるかを示すことができるのはおそらく初めてのことだと思う」「助けるために僕にできることは何でもあるので、とても興奮しているし、楽しみにしている」「物事は適切な時期に来ているし、発表に関してはそれが最終的なものになってからは長くはかからなかった。「当然ながら、昨夜、チェコ(セルジオペレス)が発表を行ったので、すぐに対応するのは正しかったと思う」