セバスチャン・ベッテルは、フェラーリF1が過去にとらわれて身動きが取れなくなっているとの見方は間違っていると否定する。2015年にフェラーリに加入したセバスチャン・ベッテルは、チームと14勝をマークしているが、ワールドチャンピオンをマラネロに持ち帰るという期待に応えることはできていない。
近年、フェラーリは戦略面や体制面で失敗を繰り返しており、メルセデスに勝つためにはフェラーリがF1で培ってきた文化が邪魔をしているのではないかとの憶測を生んでいる。しかし、セバスチャン・ベッテルは、フェラーリの失敗をそのような先入観で見るのは的外れだと主張する。「このチームの強みはフェラーリに対する情熱だ。それが全員の毎日の源になっている」とセバスチャン・ベッテルは語る。「その歴史の一部になることは本当に偉大なことだし、このブランドの神話的なものだと思っている」「かなりイタリア的なことがあるし、イタリア流のルールや伝統もある。そういうのが維持されているのは素晴らしいことだと思う。ただ、同時にとても現代的でもある」「イタリアは様々なことに関してかなり伝統的だから、誤解されることもある」 「でも、誰もが本当にポジティブに考えているし、このチームには若くて素晴らしい才能を持った人がたくさんいる。物凄いアイデアを持っていたり、クリエイティブなアイデアを持っていたり、本当に凄い人たちがいる。それを考えれば、僕たちが成し遂げられていないことは残念でならない。結果という点で、まだ僕たちは達成できていない」 「だからこそ、僕たちは自分たちのことに集中して取り組み続けている。いつか必ず成し遂げられると信じている」
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